穂希の課題日誌

穂希のブログ

ただ効果を得るには時間がかかる仕事だと理解を求めた。

穂希です、ベルギー当局が過去1年、注力してきたのが教徒の多い移民街の取り締まり強化だった。
とりわけ標的となったのが、パリ同時の首謀者らが生まれ育った街として有名になったブリュッセル西部のモレンベーク地区だった。
地元紙によると、ベル ギー当局は同地区の約8600軒の住居、地区人口の約4分の1にあたる約2万3千人を捜査し、との関連が疑われる50以上の組織を摘発した。
警戒のために監視が必要な危険人物リストも作成し、約30人を厳格な監視対象の下におく。
事件前に比べてベルギーは安全になった。
対策を担うベルギーのヤンボン内相は胸を張る。
しかし移民系住民ばかりを狙い撃ちにしたかのような強硬策に、地元住民の間には不満が募る。
市当局や警察が敵視されてはいけない。
信頼感情が必要だ。
ベルギーで移民系の若者の過激化を防ぐ成功例として注目を浴び、2月に世界市長賞を受賞したメヘレン市のゾーメルス市長は強硬策だけでは若者の過激化は防げないと指摘する。
メヘレンではスポーツクラブや学校、 モスクが連携し、若者の過激化の芽を早めに摘むネットワークを築いてきた。
過激化の危険にさらされている若者の心を取り戻す。
ヤンボン内相も21日、地元ラジオ番組で治安維持の強硬策に軸足をおいた対応から、若者の過激化阻止への取り組みなど予防策へシフトする姿勢をみせた。
メヘレンと同様のスポーツクラブなどと連携した心を取り戻すプログラムを検討する考えを表明。
ただ効果を得るには時間がかかる仕事だと理解を求めた。
我々はまだここにいる。